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EMSA ニュースレター 2023年6月

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電気モータシステム分科会 (EMSA) ニュースレターの最新号をお届けします。

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イベント
モータ駆動システムの省エネルギーに関する国際会議2024

モータ駆動システムの省エネルギーに関する国際会議が、2024年9月3~5日、ルツェルン(スイス)で開催されます。各国の専門家が一堂に会する充実の討論(3日間)、和やかな雰囲気での親睦ディナー(2024年9月4日)など、皆様のお越しをお待ちしております。ウェブサイトでは事前登録受け付け中です。どうぞ奮ってご参加ください。スポンサーに関する詳細についても、随時お問い合わせください。

詳細はこちら
事前登録 (通知の送信を設定できます)

デジタル化に関するEMSAワークショップ

2023年9月19日13:00~15:00 CEST(UTC+2、日本時間20:00~22:00)、「デジタル化が産業用モータ駆動システムにもたらす省エネルギー効果とは」をテーマに、オンラインワークショップを開催します。乞うご期待。

プログラムの詳細及び登録は こちら
詳細のお問い合わせは、Konstantin.Kulterer@energyagency.at まで

ニュース
中国、水中モータポンプの新最低エネルギー消費効率基準

2022年12月29日、新規格「水中モータポンプのエネルギー効率の最小許容値及びエネルギー効率等級」(GB 32030-2022)が公開されました。本規格への移行期限は2024年1月1日です。

詳細はこちら(中国語)

EC規制の最新情報
  • モータ及び可変速ドライブ (EC 2019/1781)。2023年7月1日より、定格出力 75 kW~200 kWモータについては、効率クラスIE4(以上)が最低エネルギー消費効率基準となります。2023年に予定されていた規制見直しが、他の優先事項との兼ね合いにより延期されていたもの。
  • サーキュレータ(EC 641/2009)。他の優先事項との兼ね合いにより、影響評価は保留となりました。
  • ポンプ(EC 547/2012)。影響評価に対して肯定的な見解が寄せられました。今後、これに対応する方向で改訂を予定しています。
  • ファン(EC 327/2011)。2023年6月9日に開催予定の協議フォーラムでは、2022年4月開催の前回の協議フォーラム以降に発生した課題点について重点的に検討します。
  • エアーコンプレッサ。新たな要求事項が追加されることは当面ないと考えられます。
詳細はこちら

アメリカ規制の最新情報

モータ

  • 2022年10月19日、エネルギー省(DOE)は、モータの試験手順に関する 最終規則 を発行しました。エアオーバーモータ、500馬力以上のモータ、小形に分類されるモータ、インバータ専用モータ、同期モータについて、適用範囲の拡大、定義・指標・試験手順を追加する内容となっています。2023年4月17日より、新規の試験手順による測定結果に基づいてモータ効率の表示を行うことが義務付けられていますが、期限の延長を希望するメーカーに対しては、2023年9月17日まで猶予が認められています。
  • 2023年5月5日、DOEは、モータの最低エネルギー消費効率基準に関する 直接最終規則 及び 立法案公告 の事前発表を行いました。最終決定されれば、100~250馬力のモータについては効率クラスIE4が、エアオーバーモータ及び500~750馬力のモータについては新基準が最低要件となります。
小形モータ
  • 2023年2月6日、DOEは、小形モータの最低エネルギー消費効率基準に関する 決定案通知 を発行しました。小形モータについて、DOEは当初より規格の改正による費用対効果は低いと判断していたため、改正を提案しない方針です。
プール専用ポンプモータ
  • 2022年6月21日、DOEは、プール専用ポンプモータの最低エネルギー消費効率基準に関する 立法案公告 を発行しました。0.5THP(総馬力)以上のモータは可変速とすることを義務付けているカリフォルニア州の要件に沿った提案となります。
ポンプ
  • 2023年3月24日、DOEは、ポンプの試験手順に関する 最終規則 を発行しました。2023年9月20日より、新規の試験手順による測定結果に基づいてポンプ効率の表示を行うことが義務付けられています。2022年8月11日、DOEは、ポンプの最低エネルギー消費効率基準に関する データ提供通知 を発行しました。
循環ポンプ
  • 2022年12月6日、DOEは、循環ポンプの最低エネルギー消費効率基準に関する 立法案公告 を発行しました。また、2022年9月19日、DOEは、循環ポンプの試験手順に関する 最終規則 を発行しました。
プール専用ポンプ
  • 2022年12月2日、DOEは、プール専用ポンプの試験手順改正に関する 立法案公告 を発行しました。
ファン及びブロワ
  • 2022年10月13日、DOEは、ファン及びブロワの最低エネルギー消費効率基準に関する データ提供通知 を発行しました。2023年5月1日、DOEは、空気循環ファンをはじめとするファン及びブロワの試験手順を定める 最終規則 を発行しました。空気循環ファンを除くファンについては、性能評価の指標としてFEIを設けており、2023年5月31日より発効となります。
エアーコンプレッサ
  • 2023年2月13、DOEは、コンプレッサの試験手順改正に関する 立法案公告 を発行しました。
リベートプログラム
詳細はこちら

オランダ、新省エネ規制でモータ装置の分析を義務化

年間エネルギー消費量が電気エネルギーで1,000万kWh、天然ガスで17万m3(相当)を超える企業に対し、エネルギー使用量とCO2排出量の調査ならびに削減策の報告が義務付けられます。
4年ごとの実施となる分析・報告には、モータシステムの分析のほか、省エネ対策の提示が新たに課されています。さらに、費用対効果の高い具体的な対策(例。投資回収期間が5年以下など)を、実施計画書として報告することが求められています。

詳細はこちら (オランダ語)

モータとデジタル化の今後

モータのデジタル化の現況とは、また、今後の可能性とは?こうした疑問に、EMSAを代表し、オーストリアエネルギー機関の商工業部主任、Konstantin Kulterer氏にお答えいただきました。

インタビュー記事はこちら


EMSA Motor Systems Toolのサポート体制について

EMSAのMotor Systems Toolをダウンロードしたユーザーのみな様、ご不明な点はございませんか?このたび、弊社担当者へのご相談窓口 (mst@iea-4e.org)を開設いたしました。

Motor Systems Tool の詳細はこちら

出版物
現在流通中の可変速ドライブ、大半がIE2を大幅に達成

EMSAは、IEC 61800-9-2の改訂を科学的根拠に基づいた方法で進める目的のもと、IEC SC22G/WG18と連携し、可変速駆動装置(VSD)についての国際ラウンドロビン試験プログラムを実施しました。

プログラムでは、現在流通している可変速ドライブの大部分がIE2を大幅に達成していることが示されました。可変速ドライブの効率分類については、クラスの追加や各クラスの閾値の見直しなど、さらなる細分化が期待されます。

試験プログラムの成果を紹介する方針概要を公開しました。

方針概要のダウンロードはこちら
報告書全文のダウンロードはこちら


モータシステムのIEC / ISO規格への適合を目指すEMSAによる調整

最新の方針概要では、EMSAが中心となり、IECとISOの共同作業グループJAG 22が発足した経緯について取り上げています。JAG 22は、モータシステムに関するIEC及びISO規格間の調整及び整合化を目指しています。IEC規格に定められたモータ及びコンバータ関連の手法やデータを、ファンに関するISO規格に整合させる作業が開始されました。

方針概要のダウンロードはこちら
詳細のお問い合わせは、Maarten van Werkhoven宛、
mvanwerkhoven@tpabv.nl まで。


EMSAモータ駆動装置向け方針ガイドラインの中国語版を公開

EMSA モータ駆動装置向け方針ガイドライン、第1部、第2部について、中国語版が公開となりました。

  • 第1部。ポンプ、ファン、コンプレッサに関する既存の規格・規制を解説。
  • 第2部。ポンプ、ファン、コンプレッサの技術基準と最低エネルギー性能基準の国際基準への整合性に関する方針の選択肢を提案。

第1部のダウンロードはこちら
第2部のダウンロードはこちら


過去最大級、在米モータ製品データベース公開

米国で使用されている産業用・商業用モータシステムを網羅した最大規模のデータベースがオンライン公開されました。このデータベースは、DOEの資金提供のもと、ローレンス・バークレー国立研究所の主導により5年計画で実施された大規模プロジェクト「モータシステム市場評価」でとりまとめられた成果物の一部です。現在稼働中のモータについて確認すると、全負荷の75%以下の稼働率である物が約半数を占めています。こうしたモータを、適切なサイズに変更する、可変速ドライブを導入するなどの方法で、8,200万トンのCO2排出量削減につながります(一般家庭9軒に1軒が化石燃料の使用を停止した状態に相当)。市場評価の結果は、以下3冊の総括報告書にまとめました。

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ニュースレター担当

Maarten van Werkhoven
EMSA Operating Agent

TPA advisors
Aerdenhout
Netherlands
+31 (0)23 536 80 90
mvanwerkhoven@tpabv.nl


Rita Werle
EMSA Vice-Operating Agent

Impact Energy Inc.
Brugg
Switzerland
+41 (0)44 226 20 10
rita.werle@impact-energy.ch


EMSAは、国際エネルギー機関(IEA)が設立した4E(最終用途のエネルギー消費機器の高効率化)技術協力プログラムのモータシステム分科会です。現在EMSAでは、オーストラリア、オーストリア、デンマーク、欧州委員会、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、米国及びスイスが中心となって活動を進めており、他の4E分科会では、カナダ、中国、フランス、日本、韓国、及びイギリスが活動しています。

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