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EMSA ニュースレター 2024年5月

ご購読者の皆さま ,

モータシステムプラットフォーム (EMSA) ニュースレターの最新号をお届けします

2024年3月より、EMSA 5か年事業(2024年~2029年)の期間が新たにスタートしました。期間中の取り組み項目は以下のとおりです。

  • 国際標準化
  • 試験
  • デジタル化
  • EMSAツール
  • モータシステム関連の今後の方針策定に向けた検討
  • 産業用モータシステムにおける柔軟性の確保
  • 技術動向や 市況の把握

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LinkedInでEMSAの最新情報を発信しています。皆さまのフォローをお待ちしております。 

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イベント
モータ駆動システムの省エネルギーに関する国際会議2024

モータ駆動システムの省エネルギーに関する国際会議が、2024年9月3~5日、ルツェルン(スイス)で開催されます。各国の専門家が一堂に会する充実の討論(3日間)、和やかな雰囲気での親睦ディナー(2024年9月4日)など、皆さまのお越しをお待ちしております。登録受け付け中です。どうぞ奮ってご参加ください。

詳細はこちら

EMSA講師によるウェビナー開催予定 

欧州銅協会(ECI)がモータアカデミーを発足しました。2024年度には、産業用モータおよびe-モビリティ・ドライブトレインの政策、市場、技術に関する最新情報をテーマに、多数のウェビナーを開催する予定となっています。EMSAからは、下記のとおり4講演を予定しています。

  1. Konstantin Kulterer氏(2024年7月2日)。 
    「デジタル化がもたらすモータシステムの省コスト効果とは?」
  2. Sandie B. Nielsen氏(2024年9月10日)。 
    「Motor Systems Tool」
  3. Maarten van Werkhoven氏(Rita Werle氏)。
    「世界各国の最低エネルギーパフォーマンス基準」
  4. Andrea Vezzini氏。 
    「ワイドバンドギャップインバータ」

日程については改めてお知らせいたします。乞うご期待。

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ニュース

欧州連合および米国におけるモータの最低基準がIE4に

欧州では、2023年7月1日より、定格出力75 kW~200 kWのモータについては、効率クラスIE4(以上)が要件となります。
米国では、2027年6月1日より、100(75 kW)~250馬力(186 kW)のモータについても効率クラスIE4(以上)が要件となります。これにより、EUおよび米国では、世界に先駆けて、同規模の一定のモータにIE4が義務付けられる運びとなります。

モータシステムに関するEUおよび米国の規制の詳細については、以下をご覧ください。

4E EMSA

EC規制の最新情報 
  • モータおよび可変速ドライブ(EC 2019/1781)。2023年7月1日より、定格出力75 kW~200 kWモータについては、効率クラスIE4(以上)が最低エネルギー消費効率基準となります。2023年に予定されていた規制見直しが、他の優先事項との兼ね合いにより延期されていたもの。2024年中の発効が見込まれています。
  • サーキュレーター EC 641/2009)。他の優先事項との兼ね合いにより一時中断されていた影響評価については、2026年末までの採択を視野に、一日も早い再開を目指しています。
  • ポンプ(EC 547/2012)。影響評価に対して肯定的な見解が寄せられました。今後、これに対応する方向で改訂を予定しています。2024年中の進展によって、2025年の採択の可能性に期待が寄せられています。
  • ファン(EC 327/2011)。2024年1月開催の規制委員会で、最終見直し案が承認されました。採択と公開は、EU議会および理事会の審議を経て、2024年半ばまでに行われる見通しとなっています。
  • エアーコンプレッサ。新たな要求事項が追加されることは当面ないと考えられます。
詳細はこちら

アメリカ規制の最新情報

モータ

  • 2022年10月19日、エネルギー省(DOE)は、モータの試験手順に関する 最終規則 を発行しました。エアオーバーモータ、500馬力以上のモータ、小型に分類されるモータ、インバータ専用モータ、同期モータについて、適用範囲の拡大、定義・指標・試験手順を追加する内容となっています。2023年4月17日より、新規の試験手順による測定結果に基づいてモータ効率の表示を行うことが義務付けられていますが、期限の延長を希望するメーカーに対しては、2023年9月17日まで猶予が認められています。
  • 2023年6月1日、DOEは、モータの最低エネルギー消費効率基準に関する 直接最終規則 を発行しました。100~250馬力のモータについては効率クラスIE4が、エアオーバーモータおよび500~750馬力のモータについては新基準が最低要件となります。新基準の適用開始は2027年6月1日以降と定められています。
  • 2023年12月15日、DOEは、「小型モータ」規制の対象外である0.25~3馬力のモータ(エアオーバーモータを含む)の最低エネルギー消費効率基準に関する立法案公告(NOPR)を連邦官報で 告示しました
小型モータ
  • 2023年2月6日、DOEは、小型モータの最低エネルギー消費効率基準に関する 決定案通知 を発行しました。小型モータについて、DOEは当初より、規格の改正による費用対効果は低いと判断していたため、改正を提案しない方針です。
プール専用ポンプモータ
  • 2023年9月28日、DOEは、プール専用ポンプモータの最低エネルギー消費効率基準に関する 最終規則 を発行しました。新基準の適用開始はそれぞれ、2025年9月29日、2027年9月27日以降と定められています。
ポンプ
  • 2023年3月24日、DOEは、ポンプの試験手順に関する 最終規則 を発行しました。2023年9月20日より、新規の試験手順による測定結果に基づいてポンプ効率の表示を行うことが義務付けられています。2022年8月11日、DOEは、ポンプの最低エネルギー消費効率基準に関する データ提供通知y を発行しました。
循環ポンプ
  • 2022年12月6日、DOEは、循環ポンプの最低エネルギー消費効率基準に関する 立法案公告 を発行しました。また、2022年9月19日、DOEは、循環ポンプの試験手順に関する 最終規則 を発行しました。
プール専用ポンプ
  • 2022年12月2日、DOEは、プール専用ポンプの試験手順改正に関する 立法案公告 を発行しました。
ファンおよびブロワ
  • 2024年1月19日、DOEは、ファンおよびブロワの最低エネルギー消費効率基準に関する 立法案公告 を発行しました。コメントの受付期限は、2024年3月19日です。
  • 2023年5月1日、DOEは、空気循環ファンをはじめとするファンおよびブロワの試験手順を定める 最終規則 を発行しました。空気循環ファンを除くファンについては、性能評価の指標としてFEIを設けており、2023年5月31日より発効となります。
空気圧縮機
  • 2023年2月13日、DOEは、コンプレッサの試験手順改正に関する 立法案公告 を発行しました。
リベートプログラム
詳細はこちら

IECガイド118:2024発行

IECエネルギー効率諮問委員会(ACEE)は、IECガイド118:2024 ― エネルギー効率に関する考察を記載する、基本および製品群を取り扱う出版物の作成について を発行しました。本ガイドは、エネルギー効率関連の出版物の編集にあたる専門委員会向けの情報提供を目的としています。エネルギー効率関連出版物の編集および改訂の手順について、基本(一製品に限定)および製品群(複数製品群が対象)に分けて定めています。

前版からの主な変更点は以下のとおりです。
a) IECガイド118第1版とIECガイド119第1版を統合(新版の発効により、旧版は無効となります)。
b) 重複記載を削除
c) 定義を追加

詳細はこちら

IEC Guide 118

EMSAのMotor Systems Tool更新に際し、IECのJAG22よりコメントの提供 

JAG22の現在の活動や目標について、Armin Hauer委員長にインタビューに応じていただきました。インタビューでは、EMSAのMotor Systems Tool の更新に関するコメントと講評をお寄せいただきました。

IECエネルギー効率諮問委員会 (ACEE) は、IECとISOによる共同諮問グループ22 (JAG 22) 「電気駆動装置におけるエネルギーおよび電力消費の最適化」を立ち上げました。

JAG22は、さまざまな電気駆動装置に関連するISOとIEC間の情報交換や連携を進めることを目的に設立されました。10か国を超える国々から30名の専門家が参加し、調整事項の洗い出し、解決策の提案、討議内容の調整、ガイダンスの提供などを行っています。専門分野ごとに設けられた専門部会同士の連携を促進する役割を担っています。

インタビュー記事はこちら
EMSA Motor Systems Tool
出版物

乞うご期待。EMSAより、モータシステムのデジタル化に関する出版物を発行予告

発行予定の出版物は以下のとおりです。

  1. デジタルソリューションによりコスト削減を達成した各国の事例
  2. ポンプ、ファン、コンプレッサ関連の最新技術情報
  3. モータシステムのデジタル化がもたらすエネルギー消費量の分析
  4. 方針立案者必携総括レポート ― モータシステムのデジタル化に関する知見

モータシステムのデジタル化に関するEMSAの出版物の詳細はこちら


ニュースレター担当

Maarten van Werkhoven
EMSA Platform Manager

TPA advisors
Aerdenhout
Netherlands
+31 (0)23 536 80 90
mvanwerkhoven@tpabv.nl


Rita Werle
EMSA Vice-Platform Manager

Impact Energy Inc.
Brugg
Switzerland
+41 (0)44 226 20 10
rita.werle@impact-energy.ch


 

EMSAは、国際エネルギー機関(IEA)が設立した 4E(最終用途のエネルギー消費機器の高効率化) 技術協力プログラムの モータシステムプラットフォーム です。現在EMSAでは、オーストラリア、オーストリア、デンマーク、欧州委員会、オランダ、ニュージーランド、スウェーデン、米国およびスイスが中心となって活動を進めており、他の4Eプラットフォームでは、カナダ、中国、フランス、日本、韓国、およびイギリスが活動しています。

著作権について: 本ニュースレターの内容を転載または引用される場合は、掲載文書の写しをご送付ください。

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IEA 4E Electric Motor Systems Platform (EMSA)
CH-5200 Brugg, Switzerland, +41 (0)44 226 20 10
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